2015年9月27日日曜日

ジョーイ・バッドアスとトラヴィス・スコットのおふくろの味



 9月の大型連休を利用してニューヨーク旅行に行ってきました! 出発前は東海岸ヒップホップを繰り返し聴いて気分を高めていたのだが、ブルックリン出身のジョーイ・バッドアスのデビュー盤『B4.DA.$$』(15年)に収録の「Curry Chicken」を聴いて、今さらながらメッセージの素晴らしさに感動してしまった。アルバムの最後に収められたこの曲でジョーイは、成功の喜びを噛みしめ、それまで苦労を共にした母への感謝を歌うと同時に、独り立ちしたからもう心配しないで大丈夫だと自立心を見せる。それでも有名になった息子の姿をテレビで見て体調を気にかけるジョーイ母の愛情に思わず胸が熱くなる「なんだか痩せたんじゃないかしら(thinner)、でもすっかり勝者の貫禄たっぷりね(winner)」。タイトルの「チキンカレー」は、きっとジョーイに故郷ブルックリンを思い出させるおふくろの味なのだろう。
 そういえば、ジョーイと同じく今年メジャーデビューを果たしたトラヴィス・スコットも、アルバム『Rodeo』(15年)のやはり最後の曲「Apple Pie」で「おふくろの味」について歌っている。「母ちゃんのアップルパイはもういらないよ/俺のレシピが必要なんだ」と、こちらもひとりのミュージシャンとしてキャリアをスタートさせたトラヴィス・スコットの自立心が歌われる(それと勝手な思い込みだけど「アップルパイなんて、もうガキじゃないんだからいらねえよ!」的な照れもこの人は感じさせる)。ジョーイ・バッドアスのおふくろの味はチキンカレーでトラヴィス・スコットの場合はアップルパイ。ラッパーみんなそれぞれにおふくろの味があるんだろうなあ。面白い。


Joey Bada$$ - "Curry Chicken"


Joey Bada$$ Makes Curry Chicken and Waffles with John Seymour of Sweet Chick


Travis Scott - "Apple Pie"

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