2016年4月29日金曜日

バイロン・ハワード、リッチ・ムーア『ズートピア』



「ズートピア、すげーーーーー面白かった。俺は黒人についての寓話だと思ったな」と、Tyler, The Creator(タイラー・ザ・クリエイター)も興奮気味に感想で述べているように、映画『ズートピア』(16年)は現代アメリカ社会の差別や偏見を描いている。嘘つきのキツネだからという人種(動物種)を理由に接客を拒否されるニックは、バスなどの交通機関、公園や水飲み場のような公共施設において、白人社会から排除を受けた公民権運動時代の黒人差別のメタファーで、タイラーはもちろんそんなニックに対して共感を覚えたのだろうと思う一方で、『Cherry Bomb』(15年)以降顕在化したタイラーの自己実現の応援(FIND YOUR WINGS)路線と呼ぶべきポジティブな言動を考えれば、小さくて非力なウサギであることを理由に警察官になるという夢を馬鹿にされるも、逆境にめげず信念と努力によって夢を実現させたジュディに対してもたいへん感銘を受けたであろうことがわかるというものだ。


『ズートピア』予告編

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