2015年10月18日日曜日

タイラー・ザ・クリエイター「Fuck It」



 Tyler, The Creator(タイラー・ザ・クリエイター)が新曲「Fuck It」で、タイラーのオーストラリア入国を妨害したフェミニスト団体および彼のことを女性差別的、同性愛差別的だと批難する連中に反論している。どうやらタイラーは自分への批難が人種差別意識に根ざしていると考えているようだ。「そんじゃあ、マーシャル(註:エミネムの本名)が同じような問題を引き起こしても、お前らは同じことを言えるのか?黒のメラニン色素が足りないから黙ってんだろう?」。タイラーの痛烈な反論は続く。「友達にゲイがいるのにどうして同性愛差別なんてできるっての?」。一般に差別用語とされている「ゲイ(fag)」の部分をいつもはなんの躊躇いもなく口にしているくせに、この曲に限って「ピー」で伏せているのが、「これで満足なんだろ?」と皮肉たっぷりに言わんばかりで素晴らしい。タイラーのことを同性愛差別的だなんだと批難するひとには、若者の自己実現を応援する『Cherry Bomb』(15年)を聴いてもらいたいとこれまでに何度か書いてきたけど、「Fuck It」で言っていることとほぼ同義のことを『Wolf』(13年)収録の「Rusty」でタイラーはすでに言っているわけで、ということは、タイラーのアンチ連中は『Cherry Bomb』はおろか『Wolf』も聴かないで、『Bastard』(09年)や『Goblin』(11年)の一部楽曲の過激な歌詞だけを取り出して問題人物扱いしているってことでしょ。そりゃ、やってらんねー(fuck it)って思うわな。

Tyler, The Creator - "Fuck It"



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